飲食店の閉店でかかる費用!コストを削減するコツ - 福岡エコサービス

飲食店の閉店でかかる費用!コストを削減するコツ

シャッターが下ろされた商店街

飲食店の閉店を考えざるを得ない状況になるのは、経営者の体調不良による場合もありますし、完全に廃業する場合もありさまざまです。経営不振により飲食店の事業から撤退する場合も、コロナ禍の現代はとても多くなっています。

閉店をするにも、まとまった費用の支払いが迫られることになり計画的に準備を進めて行かなくてはなりません。

この記事を読んでもらうと、飲食店の閉店でどのような費用が発生するのかが分かります。経営不振で撤退せざるを得ない決断をした場合ならなおさら、閉店に関わるコストを削減して進めたいと思うものでしょう。削減するためのコツも合わせてご紹介します。

契約書を読んで確認すべき点

契約書に押印する

開店時に賃貸契約書の詳細な説明はあったにしても、飲食店の閉店に関する内容は入居中にそれほど意識していないのではないでしょうか?

まず、契約物件から撤退するためには契約書の内容を確かめましょう。契約内容によって、賃貸物件を返却する状態が原状回復やスケルトンと違ってくるためです。

解約予告期間を確認する

解約予告は、貸主に物件を返却する意思を伝えるものです。たとえば解約予告期間が6カ月に設定されているなら、借主は貸主に6カ月前には予告しなければなりません。

予告期間の賃料は、支払う必要があります。予告期間が終わる日、つまり退去日には契約書で指定されている状態になるように工事も完了しておかなくてはなりません。

引き渡しの際の条件を確認する

契約書で引き渡しの際の物件の状態を確認しましょう。

  • 入居した時の状態に戻す原状回復工事
  • 内装を解体してコンクリートのみの状態に戻すスケルトン工事

飲食店の閉店でかかる費用

お金 通帳 費用

具体的に、飲食店の閉店でかかる費用を見て行きましょう。

解約予告期間中の賃料の支払い

解約予告期間は、おおむね6カ月に設定されているのが多いです。そのため月々の賃料が、45万なら6ヵ月分だと270万は必要になります。

たとえ、経営が悪化していて苦境に立たされている場合でも契約書通りに、月々の家賃は支払わなくてはなりません。

スケルトン工事費用

飲食店のスケルトン工事費用は、物件の立地や階数などによって異なりますが、5~10万/坪が相場です。

30坪なら工事単価が8万/坪の場合には、240万円を予算しなくてはなりません。

家賃に加えて、スケルトン工事を退去時までに完了しておかないと解約が認められないので、工事を進めるには慎重に業者を選ぶ必要も出て来ます。

飲食店の閉店時の高額な費用を削減するには?

テナント募集の広告

お伝えしたように、飲食店の閉店時には高額な費用がかかります。そのため、閉店を希望していても高額な費用がかかることから退去をせずに営業をせざるを得ない経営者もいるわけです。

賃料もさることながら、契約書に記載されている状態へ戻す工事費はかなり高額になるので、削減するにはこの部分の費用を工夫するのが大きなポイントになります。

後継のテナントを探す

後継のテナントを探し、居ぬき物件で引き渡すことができれば原状回復費用を削減できます。もし、スケルトン工事が必要な場合でも、新たな入居者が工事費の負担をしてくれる場合もあるので話し合いをしてみましょう。

貸主にも借主にも、後継テナントが見つかるとメリットがあります。

店舗用品や機器を譲渡する

後継テナントが見つかれば、店舗用品や厨房機器などを入居者に譲渡できます。これらの不用品を廃棄処分するにもお金がかかるだけに、少しでも費用を抑えたい時におすすめです。

退去のサポートサイトを活用する

退去時にこうした後継テナントを探すことで、費用を大幅に削減できるのですが自力で後継テナントを探すのは難しいものです。たとえば、退去ナビでは、閉店する物件の情報を掲載することで、後継テナントを見つけやすくするサポートを行っています。少しでも撤退費用を抑えたい時に登録してみるのも便利でしょう。

店舗の不用品を格安で処分する・買取してもらう

店舗の不用品を回収してもらえる不用品回収業者を選ぶ際にも、格安な業者を選ぶだけでもずいぶんと違って来ます。ただでさえ、閉店前にはさまざまな手続きに追われるため時間的なゆとりもないこともあるでしょう。不用品回収業者なら、こまごまとした食器から大型の冷蔵庫や厨房機器まで引き取りしてくれるので手間がかかりません。

しかも、比較的新しい厨房機器や店舗用品は買取されやすくなっているので、回収と買取を同時に依頼できると費用を抑えるのに役立ちます。不用品回収業者では積極的な買取も行っているところもあるので、そういった業者から選ぶと良いでしょう。特に、飲食店の開業を希望する場合には、中古品でコストを抑えたい需要は高いので見積もりの際に買取対象になるものがあるかも相談しておきましょう。

まとめ

飲食店の閉店時には、お伝えしたように高額な費用が発生します。経営悪化で閉店を決意せざるを得ない場合には、さらに大きな出費もかかってしまうので予算を考えておく必要があります。

飲食店の閉店では、費用をできるだけ削減できるかを考えて後継テナントを探したり適切な価格で対応できる工事業者を見つけたりとやるべきことが山積みです。食器やテーブルなど数多くの不用品の処分も費用がかかります。できるだけ安く済ませられるように店舗用品の買取を活用するなどして少しでもコストを抑えるやり方で計画に進めて行きましょう。

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